”オープンリー・ゲイ”のアーティストが、新曲 “Out “について語ってくれました。
サウスカロライナ州出身のHayden Josephは、この親しみやすい曲を作ろうと思った夜、ニューヨークの地下鉄に乗っていたそうです。
”オープンリー・ゲイ”のポップ・カントリー・スターは、元気の出るニュー・シングル “Out “について語っています。「地下鉄のライトが点滅していたので、ライトが消えることについて考え始めたら、”Out “という言葉に関連するあらゆる種類の言葉が頭に浮かんできたんだ。そんな事を考えていたら、曲が勝手にできてしまったんだ。」
その日の夜、わずか20分で書き上げたこの曲は、LGBTQコミュニティのメンバーに熱狂的に受け入れられていますが、ジョセフはこの曲が実際にはもっと多くのことを意味していると言います。
「僕は自分の物語の一部を伝えたかったのだけれど、それだけでなく、もう少し自由な形で伝えたかった」とジョセフは言います。「同じような経験をしていなくても、曲の中に意味を見出すことができるだろ?僕はみんなのために歌を書きたいんだ。」と語ります。

「だから、ゲイの人たちには、ストレートのアーティストから感じたことのない何かを僕の歌の中で感じてもらいたいし、ストレートの人たちにも、この曲を聞いて、これはゲイ特有の経験ではないよね、と言ってもらいたいんだ。」と付け加えます。
しかし、ジョセフの歌詞や彼のストーリーに自分を重ねることができる人たちにとって、この曲は特別なものになっています。特に、カントリーミュージックという典型的で閉鎖的なジャンルの中で自分の道を見つけたゲイの男性が歌っているからです。
「僕はカントリーミュージックが初めて主流になり始めた、カントリーミュージックのルネッサンスと呼ばれる時代に生まれた。僕が考えるカントリーミュージックのレジェンドたちを見て育ってきた。」と、シャナイア・トゥエインのVHSテープを見ながら歌って踊って育ったジョセフは振り返ります。「でも、僕の夢がいつもカントリーミュージックの歌手だったわけではないんだ。」
それどころか、自分がゲイであるという事実を受け入れることとは別のことを考えていたそうです。
ジョセフはカミングアウトについて、「僕は南部のど真ん中で、比較的宗教的で保守的な家庭で育ったから、そんなことは想像もできないような地域で育ったんだ。」と語っています。「そして、引っ越して大学に行くまで、カミングアウトが自分に必要だと認めることはなかったんだ。」

大学卒業後、ジョセフは週80時間の会社員として働いていましたが、それは “Out “を書いたときに帰宅したときと同じようでした。音楽に惹かれ続けていた彼は、レコード会社に就職し、ビジネス面を中心に仕事をしていました。しかし、そうしているうちに、ジョセフは、ボタンをクリックするだけで世界中の人が自分の歌を聴くことができるということに気づき始めました。そして、彼は長年にわたって書いてきた曲の整理を始めました。
「人々は、カントリーミュージックに対してあまりにも一面的な認識になっていると思う。」とジョセフは言います。「音の多様性、歌詞の多様性、伝統的な多様性、そして誰が歌っているかという事を、人々は認識する必要があると思います。」
「残念ながら、メインストリームのカントリーラジオは、いまだにいくつかのコングロマリット(企業集団)に支配されていて、見た目も音もまったく同じボーイズクラブが契約した一面的なカントリーミュージックを流している。残念ながら、カントリーミュージックで持続可能なメインストリームのキャリアを築こうと思ったら、そういう状況にならざるを得ないのです。この世界にはまだ大きな障害があり、その解決方法はまだ誰もわからないと思うんだ。」と語りました。
ジョセフは、これからも歌い続け、信念を貫き通して、発言し続けます。
「僕は、誰にでも受け入れられ、かつ自分に忠実な音楽を作っていきたいと思っているんだ。カントリーラジオで流れている曲以外にも市場があることを証明したいと思うよ。」
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